女性のためのデトックス講座 ~瘀血(おけつ)編④~
日進市エリアから多くのお客様にご来院いただいている
あいメディカル治療院の美容鍼担当、田中です。
瘀血改善の方法は
① 運動
② 体を冷やさない
③ 食生活の改善
④ ストレス発散・軽減
でしたね。
前回まででこのうち①~③について書きました。
今回は④ストレス発散・軽減について書く前にどうしてストレスが血のめぐりや瘀血に関係があるのか説明したいと思います。
「瘀血=血の循環が悪く、老廃物の溜まった状態」なので
一見、瘀血とストレスがどう関わってくるか、わかりづらいかと思います。
この説明には現代医学と東洋医学の両方から説明したいと思います。
(1)現代医学的には
ストレスを感じると自律神経系が反応します。
ここで少し自律神経の説明をします。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は「闘争と逃走の神経」と言われ、体を興奮状態にします。
血管を収縮させ、瞳孔を開き、心機能を亢進させます。気管支は拡張し、血圧は上昇、心身を戦闘モードにします。
これに対し副交感神経は反対の作用をすると言えます。リラックス時に優位となり、
血管を開かせ、消化器の機能を上げます。
心拍も交感神経優位時に比べゆったりとなり、体も心もゆったりとします。
話を本題に戻すとストレスを感じた時は交感神経が優位となります。
ストレスを感じているので心と体がそれに対し身構えてしまうので自然の反応です。
よって、血管は収縮状態となり、体は冷えるほうへ傾き血行は悪くなってしまいます。
(2)東洋医学的には
東洋医学では人の精神活動は五臓(ごぞう・東洋医学的内臓の考えかた)のうち心(しん)と肝(かん)が協調して調節していると考えます。
またこの心と肝が協調して行うもう一つの内容として血の運搬と貯蔵が挙げられます。
まず精神活動ですが、心が中心で担っていて、
肝の働きの一つである疏泄(そせつ)作用(気血のめぐりを良くすること)で補助しています。
しかしストレスを感じると気はめぐりが悪くなり、鬱滞してしまいます。すると肝が弱ってしまいます。
逆もあり、肝が弱いので気のめぐりが悪く、ストレスをためやすいとも言えます。
いずれにせよ、ストレスを感じ肝が弱ることで疏泄がうまくいかず、心は精神活動をのびやかに行えず、
ますますストレスは溜まっていきます。
こうして肝が失調していくと、心がつかさどる血の運行にも影響が出ます。
肝のもう一つの作用である血の貯蔵機能、そして血の循環をスムーズにする疏泄作用が低下するので、
血の運行が滞り、瘀血になるというわけです。
ですから、現代医学的にも東洋医学的にもストレスは瘀血の発生源の一つと言えます。
よって、ストレスからくる瘀血の改善にはストレス発散・軽減が有効と言えます。
次回は具体的に④ストレス発散・軽減について考えたいと思います。
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